ワイズトラックブログ
トラックの廃タイヤの使い道
本日は、中古タイヤや廃タイヤと呼ばれる使い終わったタイヤについてのお話です。
大型トラックやトレーラーなどに履き終わったタイヤはどの様に処分されるのでしょうか?
①まだ溝があれば中古タイヤとして業者へ販売する
②廃タイヤとして処分業者に廃棄を依頼する
主に上記2つになると思われます。
①はシンプルでわかりやすいですが②はどうでしょうか?
廃棄を依頼したタイヤはどのようなルートをたどってリユースやリサイクルされるのでしょうか?
<その前にタイヤの構造はどうなってるの?>
タイヤはゴム部分とゴムの剛性を上げるために内部にワイヤーが複雑に組み込まれており、そのワイヤーが走行時の安全性や快適性を作り出しています。
タイヤがすり減って、スリップサインが出ても使い続けるとタイヤの奥から細いワイヤーのようなものが見えてきます。
この状態になるとワイヤーが切れ、タイヤのバーストがいつ起きてもおかしくないので非常に危険な状態と言えるでしょう。
安全運転の為には適切に管理されたタイヤを履くことは非常に重要です。
<廃タイヤの利用方法>
廃タイヤは業者に処理代を払うことで引き取ってくれます。
・燃料として利用されるタイヤ
引き取られたタイヤは処理工場に運ばれて大きな処分機械に掛けられます。
処分機械は何をしているのでしょうか?
ワイヤーをタイヤから引き剥がします。ゴムのみになれば資源ですがゴムとワイヤーが混ざった状態では資源にならないのです。ワイヤーを引き剥がし、ゴムのみの状態になったら今度は裁断してゴムのチップを作ります。このチップが燃料として利用されるのです。
そもそもゴムの原料には石油が含まれますのでゴムの発熱量は高いのです。これを特殊な方法を用いて工場のプラントで燃やすことで燃料として利用します。
約4割は製紙工場で利用されるようです。
・リトレッドタイヤ
リトレッドタイヤとは、1次寿命が終了したタイヤのトレッドゴム(路面と接する部分のゴム)の表面を決められた寸度に削り、その上に新しいゴムを張付け、加硫しトレッドパタンを形成して再利用(リユース)するものです。
台タイヤを再利用できるので省資源に貢献します。
この様に、資源を有効活用し環境にやさしい状態を作るには適正な処分料を払って、タイヤに資源に生まれ変わってもらうことは必要なことですね。
ワイズトラックでは皆様の安全運行に寄与できますよう、より良い中古トラック、中古トレーラを取り揃えて皆様をお待ちしております。お気軽にお問合せください。
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