ワイズトラックブログ
2017.01.13
寒冷地仕様トラック
トラックの中には、冬季の気温が非常に低くなる一部地域で販売されている特別仕様車「寒冷地仕様車」というものがあります。今週末も非常に強い寒波が迫っており、東北地方や北陸等日本海側を中心に太平洋側でも積雪が予想されていますことから、十分な警戒と対策が必要ですね。
さて、寒冷地仕様っていったい何が違うのでしょうか?
さて、寒冷地仕様っていったい何が違うのでしょうか?
寒冷地仕様車って?
寒冷地仕様とは、低温下での使用を想定し、低温化でも快適にトラックが使用できるようにオプションが設定されたトラックのことです。北海道では寒冷地仕様が基本になっているようです。なので新車のカタログでは北海道のみ新車価格が違うというメーカーもあるようです。また、寒冷地仕様車は車種によっては防錆対策が一般車よりも強化されているため、海沿いの地域では塩害対策として寒冷地仕様車を購入する場合もあるようです。
具体的に何が違うの??
さて、寒冷地仕様のトラックは、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?
- バッテリーの容量が大きい
- 冷却水(クーラント)の仕様変更
- 温度調整機(サーモスタット)の設定変更
- ワイパーモーターの強化
- 車内暖房の強化
- 防錆性の強化
低温化ではバッテリーの性能が低下するうえに、暖房等で電気を消費することが予想されますのでバッテリーは通常よりも大型のものを積載しています。
また、除雪剤の主な成分は塩化カリウムであり、錆を発生させやすい働きがあるため、防錆対策が施されているようです。
寒冷地仕様車のメリット
- バッテリーが一般的なトラックより強力
- 車種によっては暖房やワイパー、防錆設備なども強化されている
寒冷地仕様トラックは低温化での使用を想定しているため、低温による車両のコンディションの不良を回避できる場合が多いので、たとえ北海道のような本当の寒冷地でなくともやはり冬は使いやすい仕様になっているということができるでしょう。
寒冷地仕様のデメリット
- トラックの車両価格の高額化
- 装備の重量増により、最大積載重量が減トンになる可能性がある
このような特徴をもった寒冷地仕様ですが、やはり冬には心強い仕様ということができそうですね。
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