ワイズトラックブログ

2021.12.15

燃料高騰対策~電気毛布を使う

コロナ渦の真っただ中の時には、史上初のマイナス価格となった原油も今や高騰を続け、我々の生活にも燃料高や生活必需品の値上げという形で影響を及ぼしています。

 

特に、大量の燃料を消費するトラックにとって燃料価格の高騰は非常に大きな影響を及ぼします。

 

燃料価格のコントロールはなかなか難しですが、燃料の消費量を少しでも抑える取り組みはしやすいですね。

一番の無駄な燃料消費といえば、アイドリングです。

これからの寒い時期に、暖を取らずにトラックの中で待機したり仮眠するのは大変なことだと思います。

エアコンを使うために、アイドリングを続けるのは非常にもったいないですよね。

 

そんな時に活躍するのが以前もご紹介した、軽油を燃料としたキャンプ用の小型FFヒーターです。

非常に少ない燃料消費で車内をポカポカに過ごすことができます。

とはいえ、車両への取り付けには加工が必要なためすぐには使えないですよね。

 

そんな時に、一番お手軽に使えるのが電気毛布です。

 

電源は、サブバッテリーやポータブルバッテリーから取ることができます。

サブバッテリーはエンジン始動用のバッテリーとは別に予備のバッテリを積載し、その予備バッテリーを電源とする方法です。

走行時に自動で充電されるため、自分で充電をする必要がなく手間がかかりません。とはいえ、やはり最初にバッテリーを積載するにあたっては多少の加工が必要になります。

 

一番簡単なのは、キャンプ用のポータブルバッテリーを車内に持ち込み電源を確保する方法です。

電気毛布の消費電力は50~100W程度です。

 

そのため、一日で10時間程度電気毛布を使うとした場合、750WH~1000WHのポータブルバッテリーがあれば大丈夫そうですね。

 

年々、ポータブルバッテリーの技術が進化し、価格も抑えられて来ています。

燃料の高騰する今だからこそ、長時間のアイドリングストップで燃料消費を抑え、投資した元を取り易い時期ですね。

 

また、燃料消費量抑制=温室効果ガス排出抑制につながるため、企業にとって重要な課題の一つとなったSDGSの取り組みの一部としても評価されそうですね。

 

 

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