ワイズトラックブログ

2018.05.28

道路の最新技術

首都圏の重要主要道路 外環道の最新技術
高速道路には日本の最新技術がいろいろと投入されています。
最新技術を投入することで、より安全でより早くてスムーズな交通を可能にしています。

今回は外環道を維持管理しているネクスコ東日本の最新技術の一部をご紹介します。

【プロビーム照射】
以前の街路灯は、道路を照らすことを目的に上方向から下を照らす角度で設置されていましたが、このプロビーム照射というのは、光の照射目標を先行車両にしています。

【斜めに照射】
即ち、斜め前方を照射することで後方から来た車が早めに前方車両の存在に気が付くことができるような仕組みになっています。

例えば緩いカーブの渋滞時などにもいち早く先行車両に気づくことで急ブレーキを避け、ゆっくりと止まることで追突事故防止にも役立っているそうです。

トラックなど乗用車のように急には止まれない車にとっては、なお効果は高そうですね。

【ルーバー】
ブラインド

トンネル内の天井に設置された、 大型のオフィスブラインドのようなものです。
実はこれは安全性を確保するだけでなく、非常にエコにも貢献している仕組みです。

昼間明るいところから暗い所へ入ると目が慣れるまでの間、よく目が見えないという状態になります。一般的には目が慣れるまでには数秒以上かかるといわれています。状況次第では数十分かかるということもあるようですが・・・

【トンネルは電気を大量消費⁉】
明るい道から、高速で真っ暗なトンネル内に突っ込んでいけば視界が確保されず危険です。
そのため、従来のトンネルでは入り口では自然光に近いような光で強力に照射し視界を確保していました。そして、トンネル内部で目が慣れていくにしたがって光量を落としていくという方法がとられていました。

しかし、昼間から非常に強い照明を使い続けており非常に大きな電力を消費していたていたそうです。

【そこでエコなルーバー】
サンシェードやブラインドのように、トンネルの入り口から内部に向かってだんだんと光量を絞り、暗くしていくことで目を慣らす仕組みです。
この方法では、一番強いライトの光を必要としていた入り口部分のライトを使わなくて良いので非常にエコです。

【防音効果も】
また、音がルーバーの羽根のような部分(ブラインドの羽根と思ってください)にぶつかることで防音効果もあるようです。

普段は気づかない部分ですが、実はいろいろな最新技術と人間工学が取入れられているのですね。

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