ワイズトラックブログ
カプラーに溝が切ってあるのはなぜ??
トレーラーの連結装置であるカプラーですが、カプラーの形状をよく見ると平らな訳ではなく溝が切ってあります。
この溝は何のためにあるのでしょうか??
この溝は、泥や汚れなど異物を噛みこんだグリスがこの溝に入り込み、きれいなグリスのみがあたり面に接するようにするために設計されています。
泥や砂などの汚れを含んだグリスはざらつきが生じ、摩擦を生みやすくなります。
汚れたグリスがカプラーとトレーラのあたり面に接し続けると、その摩擦抵抗の大きさのためカプラーやあたり面の摩耗を招いてしまいます。
こういった、余計な摩耗を防ぐために汚れたグリスの逃げ場として溝があるんですね。
では、カプラーの正しい給脂はどのようにしたらよいでしょうか?
カプラー面のニップルからの給脂は基本かと思います。
ニップルからの給脂は主に、ジョーの脇に給脂されるようになっています。
しかし、これだけでは給脂を終わりにしてはいけません。
しっかりとカプラーの溝にたまった汚れたグリスを取り除かないといけません。
取り除く際には、固めのへらなどでこそぎ落していく必要があり結構な力を要します。
グリスが汚れて固まっていると非常に硬く、まるでゴムの様なグリスがはがれ落ちてきます。
しっかりと溝をキレイにしてから新しいグリスをへらで塗り込んでいきましょう。
適切な給脂をしていないと、キングピンやジョーの摩耗が進み、最悪は連結が外れる可能性もあるようです。
適切なメンテナンスでトラックを大事に乗りたいですね。
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