ワイズトラックブログ
クリーンディーゼルと普通のディーゼル
最近では乗用車でもクリーンディーゼルエンジンを採用した車種がマツダを中心に
販売されていますが、クリーンディーゼルと普通のディーゼルは何が違うのでしょう
か?
また、トラックにクリーンディーゼルはなぜないのでしょうか?
【ディーゼルとの違いは?】
昔のディーゼル車というと、真っ黒な煤をマフラーから吐き出しながらガラガラと音
を立てて走るというイメージでした。
ガソリンエンジンよりも力強く、大きなトルクを持ったエンジンを作りやすいとい
うメリットもあり、トラックを中心に採用されてきました。
一方、軽油の燃焼時の燃焼効率をガソリン程高めることができずに、窒素酸化物や
煤などの粒子状物質もより多く発生するというデメリットもありました。
その排出ガスが環境にも悪く、人体にも有害でぜんそくなどの原因になるなどの理
由から、排ガス規制が設けられました。
2009年10月導入のポスト新長期規制をクリアしたディーゼル乗用車をクリー
ンディーゼルと呼ぶというのが国交省の正式な見解の様です。
トラックやバスに対しては、2003年に8都県市排ガス規制条例が設けられまし
た。
そして、ディーゼルとクリーンディーゼルの主な機関的な違いはというと
・燃料の制御がコモンレール式になっている。
燃料ポンプよりもより高圧な燃料を精密に噴射する仕組みになっています。
・ディーゼル特有の振動を抑える対策がしてある
ガラガラ音を押さえる様々な対策が取られています。
・排ガス中の粒子状物質を集塵する仕組みがある。
いわゆる尿素SCRシステムやDPFなどの装置です。
【トラックにクリーンディーゼルはないの?】
実はトラックにはクリーンディーゼルという定義が存在しません。
クリーンディーゼルは乗用車のための基準であり、トラックなどの商用車には乗用車
よりも若干低い基準が適用されています。
とはいえ、今のトラックの多くはコモンレール式の燃料制御やDPFや尿素などの
浄化装置も装着されているので実際のところクリーンになってはいると思います。
実際にはクリーンでもトラックの場合には特別な呼称はないということなのです
ね。
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