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クーラントの緑と赤の成分は一緒?
クーラントの主な役割として、エンジン本体の冷却やエンジンオイルの冷却などの役割があります。
クーラントは非常に重要な役割を果たしており、クーラントが正常な濃度で、適正量が注入されていないと、オーバーヒートを起こし、最悪エンジンの焼き付きなど深刻なダメージを引き起こす原因になります。
この様に重要な役割のクーラントですが、国産車の多くは緑または赤のクーラントが使用されています。
緑と赤でその成分は変わるのでしょうか?
答えは、ほぼ一緒です。
乗用車でもトラックでも使用されているクーラントの成分は一緒であり、メーカーごとに純正の色指定はあるものの、その構成成分はほぼ同一です。
その為、基本的にはどちらのクーラントを使用しても問題ありません。
しかし、緑と赤を混ぜて使うと色が汚くなり、クーラントの汚れ具合が分かりにくくなるため基本的には混合させない方が良いとされています。
また、クーラントは冷却水と言われますが、水道水で代用してはいけないのでしょうか?
水道水の代用はNGです。
【冷却水に水を使用してはいけない理由】
まず、冬の寒い時に冷却水として真水を使用した場合0°で凍り始めます。
凍ると水の体積はおおよそ10%膨張することになります。
この水の膨張が非常に深刻な故障を引き起こす可能性があります。
●膨張した水(氷)が、配管やラジエータに亀裂を生じさせたり、破裂させたりすることで水漏れを起こす。
●他にも、真水が冷却水路内の金属部品類に錆を生じさせ、錆がラジエーターなどの詰まりを発生させる原因となるなどの悪影響があります。
【クーラントと水の違い】
こういった深刻な影響を起こさないようにクーラントは水とは違い、以下の様な特性があります。
●水:クーラント=50:50で希釈した場合、-30度まで凍結しない。
凍結により、配管やラジエーターにダメージを与えません。
●クーラントには防錆効果がある。
水を入れた場合には、錆を生じさせますが、クーラントの場合には錆が生じにくくなっています。
緊急時等を除き、真水を使うことは車にダメージを与えてしまうのでしっかりと濃度管理されたクーラントを使用しましょう。
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