ワイズトラックブログ
シーケンシャルミッションとは?
最近ではトラックでさえオートマ化が進んでいますが、実はMT車にもいくつかの種類が存在します。
トラックに積載されているミッションは通常2速→3速→4速→5速と順番にアップさせて走行しますが、シフトダウン時などは7速から5速に6速を飛ばしてシフトダウンすることもできます。
このようにギヤ飛ばしができないミッションもあります。
それが、シーケンシャルミッションです。
このシーケンシャルミッションはGTカーなどレースに参戦するような車両に採用されるミッションです。
ギヤ飛ばしができず、1速づつしかアップもダウンもできません。
なるほど・・・・便利なような不便なような・・・・
実は、一速づつしか操作できないことで、ギヤ選択のミスによるタイムロスを防いでいます。
例えば4速にシフトダウンしたいのに誤って2速に入れてしまった、などということがレース中におきるとエンジンがレブリミットを超えてしまい壊れたりミッションが壊れるなどの大失敗につながってしまいます。
かと言って確認作業に時間は割けないということで開発されたのが、「シーケンシャルミッション」です。
1速づつしかシフトをアップダウンできないので、選択をミスすることがありません。
そのため、ドライバーは安心してアクセルワークとハンドル操作に集中することができます。
一方、一般道をメインで走るような車両の場合、いつもエンジンブレーキを多用するような訳でもなくまた、信号での停止も多いことから、いちいち順番にシフトダウンするのは面倒、一気に2速や1速に落としたいというニーズの方が強いわけです。
その為、市販車ではほとんどこのタイプのミッションは見かけません。
日本車でシーケンシャルミッションを搭載した市販車としてはトヨタのMR-Sが有名です。
やはりスポーツ走行に特化したスポーツカーに採用されていますね。
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