ワイズトラックブログ
トラックのタイヤの脱輪事故の8割は左後ろのタイヤ
トラックの大きなタイヤの脱輪が起きてしまった場合、タイヤが他の車両や人にぶつかった場合死亡事故につながる大事故を引き起こしてしまいます。
大型トラックのタイヤの場合、ホイールとタイヤの合計重量は約100キロにも及びます。
そんなものが、転がってきたらひとたまりもありませんね。
事故防止のためには、タイヤの交換時や交換後一定距離の走行後はタイヤのナットの適正トルクでの締め込みを確実に行うことが重要です。
脱輪事故の多くは、タイヤ交換後3か月以内に9割が発生し、その原因はホイールナットの締め付けトルク不足が原因とされています。
また、脱輪事故の際に外れたタイヤの8割は、なんと左後輪に集中していたのです。
なぜ、8割もの割合で右ではなく左の後輪に集中するのでしょうか?
推定される理由には諸説あるようですが、以下のような理由が推定されます。
〇道路は水はけを考え、道路左端の側溝に雨水が流れるように、道路の中央を中心に左側に傾斜をつけているため右側よりも左側に荷重が偏りやすい
〇左折時は右折時よりも回転半径が小さく(よりハンドルの舵角が大きい)、左後輪は回転時の応力でゆがみが生じる。特にダブルタイヤの場合、内側のタイヤと外側のタイヤでの捻れもありより大きな力がナットに加わる。
など・・・・
他にも推定される原因はあるようですが、上記の2つも納得できます。
毎日の日常点検を着実に行い、3か月ごとの定期点検でより細部を点検することが重要ですね。
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