トラックの空気抵抗と燃費　|　中古トラック販売・修理・架装・売却　ワイズトラック

トラックが高速走行をするとなんと２５６人がトラックを後ろに向かって引っ張って

いる！ほどの空気抵抗があります。

詳しくは後ほどご説明させて頂きます。

 

さて、車にとって、主に抵抗となる要因には以下のようなものが考えられます。

【車体の重量】

なんといっても車重は一番の抵抗です。

軽ければ軽いほど、動かすのに必要なエネルギーも小さくて済みます。しかしなが

ら、荷物を運ぶトラックの場合、ここはいかに積載重量一杯に荷物を積むかが重要な

課題となるトラックの場合、軽くして燃費をよくするということはできませんね。

 

【タイヤの転がり抵抗】

これもかなり重要な要素の一つです。なんせ直接地面に設置している部分なので転

がり抵抗はそのまま燃費に反映されます。

安全で転がり抵抗の少ないエコタイヤを履けば燃費に貢献してくれます。

 

 

【空気抵抗】

意外に軽視されがちですが、トラックにとってだって空気抵抗は大きな燃費上の要素です。

トラックの積載効率を追求した結果、トラックのマスクは真四角になり、かつ垂直に

フロント部分が配置されています。

流線形といわれるスポーツカーとは対極の形をしています。

 

トラックの全面投影面積は横　２．５Ｍ　×　高さ　３．５Ｍ＝約９ヘイホーメートル

となるので　３メートル四方の凧を引っ張って走っているのと同じ抵抗がかかるわけ

です。それも高速走行時には８０ｋｍから９０ｋｍの速さで凧を引っ張り続けること

になります。

ちなみに１５メートル四方の大凧は風速３ｍ程度の場合で約１００人の力で引っ張

らないといけないほどの空気抵抗です。

3ｍ四方の凧の場合計算してみると約４人の人間が全力で引っ張る必要がありそうで

す。風速３ｍと言いうのは時速約１０ｋｍです。

空気抵抗は速度の二乗で増加するといわれれいるので、トラックが高速を８０ｋｍで

走っている場合は、時速１０ｋｍの時の６４倍の空気抵抗があるということになりま

す。

ということは・・・２５６人が高速道路を走行するトラックを後ろ向きに押している

という計算になります。

それだけの空気抵抗がトラックに掛かり続けているとなれば空気抵抗は燃費に与え

る影響が大きそうということがよくわかりますね。