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ポリタンクにガソリンを入れても大丈夫?
ポリタンクにガソリンはダメ?
ガソリンの容器に関しては消防法により定められています。
1 運搬容器の材質は、鋼板、アルミニウム板、ブリキ板、ガラスその他総務省令で定めるものであること。
即ち、一般的な携行缶は金属製ですが、灯油用ポリタンクは石油系の樹脂で作られています。金属製でないので違法になります。
【1.なにが起きるの?】
- ガソリンによるポリ容器の変形
ポリ容器がガソリンによって溶けたり変形する可能性があります。
また、ガソリンは揮発性が高いので、タンク内で気化したガソリンがポリタンク内の圧力を上げ、爆発という可能性もあります。 - 気化したガソリン漏れによる火災
気化したガソリンは空気よりも重い為、室内であれば床面に溜まります。そこに静電気等が起きて引火ということも十分に考えられます。
携行缶に入れていれば事故は起きないのかというとそんなことはありません。やはり携行缶の中に入っているのはガソリンという危険物です。
以前に以下のような事故が起きました。
花火大会会場で屋台が爆発し、60人が重軽傷を負った事故では、複数の目撃証言から、屋台の男性が自家発電機にガソリンを入れようと缶のふたを開けた直後に爆発が起きたことが分かっています。爆発原因は気化したガソリンが引火した可能性が高いとしました。
これからの夏のシーズンでは祭りやキャンプなどで発電機等を使う機会もあるかもしれません。携行缶を使っていても絶対に安全ということはないということを認識しなければなりません。
特に夏場は気温も高くなるため、ガソリンの揮発が促進されます。給油前には、火の気のない場所で圧力弁で圧力を抜いてから給油しましょう。また、炎天下の下においては危険なので日陰などの涼しい場所に置くようにすることが大事です。
しかし一番安全なのは都度給油することですね。
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