ワイズトラックブログ

2022.02.09

冷却水のチェックポイント

日常点検の項目にも冷却水の確認項目がある通り、冷却水の確認は正常にエンジンを動かす上で非常に重要です。

 

日常点検では冷却水の量は適正か汚れはないかなどを点検することになります。

 

冷却水の量はエンジンの冷えている時に確認しましょう。

一般的には、リザーバータンク内の冷却水の量が適正化か否かを確認します。

 

冷却水は、エンジンが冷えている時は一番体積が小さく、エンジンが温まると膨張し循環経路内から溢れます。

溢れた冷却水がリザーバータンクに集約されることとなります。

そのため、リザーバータンク内の冷却水量が適切であれば、冷却経路内は冷却水で満たされていると推測されるわけです。

 

 

しかし、トラックの場合リザーバータンクへの冷却水の戻りの悪いものもあるので定期的にキャビンをあげフィラーキャップを外して冷却水の状態を確認した方がより確実です。

また、エンジンオイルの混入等がある場合、混入したオイルは乳化し灰色のアクの様な状態になってフィラーキャップに付着する等の症状が見受けられます。

 

オイルは水よりも軽いため、冷却水の循環経路の中で高いところに位置する部分に滞留しがちになります。

この乳化したオイルのチェックはリザーバータンクのみの点検では発見しにくいかもしれませんね。

 

なぜオイルが冷却水に混入するのか?ということですが冷却水の大きな役割は

●エンジン本体を冷却する

●エンジンオイルを冷却する   ということです。

 

オイルが混入している場合、原因箇所の特定が難しい場合もありますが、日常点検を確実に行い、早めの処置ができるようにすることが重要ですね。

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