ワイズトラックブログ
奥ピンとは??トレーラの肩が出る!
奥ピンという聞きなれない言葉がありますが、どのような意味なのでしょうか?
これは、トレーラ(被牽引車)のキングピンの位置を示す業界用語です。
キングピンが通常位置よりも、前方からみて後方にあたる奥側についている場合を奥ピンといいます。
ちょっと子供用の模型を用いてみてみましょう。
これがいわゆる奥ピンです。
比較のために通常ピンのものはというと、以下の写真の位置です。
ピンの位置が先ほどの奥ピンの写真よりもトレーラの端についているのがわかります。
この奥ピン位置がよく使われるトレーラには以下のような車体があります。
・キャリアトレーラ
・バン型トレーラ
・ウィング型トレーラ など
【奥ピンだと何が変わるの?】
ピンが奥にあることで、俗にいう「肩が出る」という現象が大きくなります。
左右に旋回する際にトラクタ部分からトレーラのピンより先の部分がオーバーハングとしてせり出してきます。
ではどのように、肩の出方に違いがあるのかを模型で・・・・
同じくらいの角度で曲がっても、右側の奥ピンのトレーラは黄色く囲った部分だけ大きく肩が出ました。
一方、通常ピンではあまり肩が出ていません。
ということは、狭い道で大きくトラクタを振って大回りする際もあまりギリギリを攻めると、トレーラの肩がぶつかってしまいますので注意が必要ですね。
ベテランのドライバーさんに聞くと、どれくらい角度をつけると肩がどれくらい出るか?というのは実際に乗って感覚をつかみながら慣れるしかないと言うようですが、慣れるまで、気を使いますよね。
昨日から4連休が始まっていますが、安全運転で事故にもコロナにも気を付けて過ごしたいものですね。
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