ワイズトラックブログ
海上コンテナの横転防止
海上コンテナを積んだトレーラーの横転などのニュースを見たことのある方も多い
かと思います。
海上コンテナ横転の原因とは一体どのようなことなのでしょうか?
もちろん運転上のミスとして、オーバースピードでカーブに侵入したこと、S字のカ
ーブにおいて減速が足りなかったなどの要因はありますが、海上コンテナ特有の理由
は他にもあります。
というのも、輸入されて来たコンテナの場合中身を確認することはできず、どうい
った状態で荷物が積まれているのかを確認することができません。
そういったことを踏まえて、横転の原因としては以下のような状況があるようです。
・荷物が片荷重になっていた。
・貨物の重心位置が高かった。
こういった積荷の状況はドライバーが確認することは困難です。
こういった理由で、海コンのドライバーには通常のトレーラー以上の慎重な運転と
テクニックが求められるのですね。
貨物の重心位置は、目視で確認することはできませんが、貨物の片荷重の状況はメ
ジャーで計測することである程度把握することができます。
この方法は、国土交通省の安全マニュアルで紹介されている方法です。
(方法)
①メジャーを用意します。
②メジャーでコンテナの左端・右端それぞれの地面からの高さを計測します。
③左右の高さの差を比べます。
【平坦における直進】
左右差が0~3センチ ⇒問題なし
左右差が3~4センチ ⇒危険
左右差が5センチ以上 ⇒非常に危険
【カーブ走行時】
左右差が0~3センチ ⇒要注意
左右差が3~4センチ ⇒危険
左右差が5センチ以上 ⇒非常に危険
このような定義付けがなされています。
積載貨物の重量もあり、片荷かもしれないな?という場合には是非計測してみてど
の程度偏っているのかを把握しておくことは安全対策の一つになりそうですね。
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