ワイズトラックブログ

2021.05.03

首都高の上限金額UP

関東方面を走るトラックドライバーの皆さんならとても利用頻度の高い道路の一つが首都高だと思います。

 

その首都高の料金が2022年4月から引き上げになるというニュースです。

 

現在首都高の普通車の上限料金は1320円に設定されています。

その上限料金が1950円に引き上げられるという話です。

 

そもそも首都高速の通行料金は以下の計算で算出されていました。

基本料金 150円
距離料金 29.52円/KM
消費税  10%       10円未満の数字は四捨五入

仮に、6号の向島から横浜青葉まで首都高のみで走行した場合、巨利は50.3KMとなります。

料金計算をしてみましょう。

150円+29.52円×50.3KM=150円+1484.856円=1634.856円

これに消費税を加えると、1634.856円×1.1=1798円ということで四捨五入して

通航料金は1800円になります。

 

しかし、上限規定が1320円なので支払いは1320円で済んでいました。

それが、来年4月からは上限が1950円のため1800円の通行料金の支払いが必要になります。

だいぶ値上がりするなという感想を持ちますよね。

一方、変わるのは上限が変るだけなので、今のところ短距離(35KM以下)の走行の場合には、今までと料金は変わらないということになりそうです。

 

一方、今まではなかった深夜割引の適用も予定されており、0時から4時までの深夜帯は20%の割引となる見込みだそうです。

 

深夜割引を使えば、1950円の上限は1560円になるということでしょうか。

 

職業ドライバーや運送会社にとって首都高の値上げは収益の圧迫に直結してしまいますよね。

 

日本の高速料金は世界的にも高いといわれています。首都高速の値下げという日は来るのでしょうか?

 

ドライバー不足の叫ばれる昨今、ドライバーさんや運送会社に優しい高速料金体系の実現で、少しでも長時間労働の改善につながればいいなと思います。

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