ワイズトラックブログ

2021.05.11

430休憩には理由があった!

430休憩といえば、運行管理上の重要な休憩ですね。

すなわち走行時間4時間以内に30分以上の休憩を取りなさいという法令です。

なぜ4時間なのでしょうか?

 

運転のストレスは初めて走る道なのか、走りなれた道なのか、低速走行か高速走行かなどの環境や、ドライバーの運転の習熟度によってストレスは大きく変わってきます。

一般にストレスを受けると以下のような症状が出るといわれています。

 

【一般的症状】
・目が疲れる
・足がだるい
・あくびが出る
・眠気を感じる
・頭がぼんやりする
・体が重い
・ふらふらする

【心的疲労症状】
・気が散る
・言いたいことがまとまらない
・イライラする
・運転に集中できない
・ため息が出る
・ちょっとしたことが思い出せない
・誤操作が増える

【身体的疲労症状】
・首や肩がこる
・腰がいたい
・手足がふるえる
・まぶたや筋がピクピクする
・ 口が乾く
・気分が悪い、めまいがする
・ 頭が痛い

 

これらの症状が出る時にはRRIといわれる心臓の拍数の感覚が短くなる→脈が速くなるという傾向が出るといわれています。

過去にドライバーを対象に実験を行ったところ、運転を始めて2時間はストレスがたまりやすく、2時間~4時間はストレス値が低くなるという傾向がありました。

そして運転時間5時間を超えると全員のストレス値が上がるという実験結果が出ていました。

 

なので、ストレスを強く感じ始める前の4時間の運転で30分の休憩をするということが大事なのですね。

 

4時間の運転だと気分が乗ったところで休憩になってしまうという声を聴きますが、確かに4時間の運転時にはストレス値が低いので運転時の気分は乗っているというのは実験上でも証明されているようです。

 

法令上の時間や数値にはいろいろな実験結果などの理由があって、その時間設定になっているというものも多いのでしょう。

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