ワイズトラックブログ
フライホイールの役目
フライホイールとはトラックのどのようなパーツなのでしょうか?
このパーツは日本語でははずみ車などと言われたりもします。
フライホイールはクランクシャフトに取り付けられており、あえてある程度の重さを持たせています。
そしてその役目はというと
・エンジンの回転を安定させる
・ギヤの変則をスムーズに行う
といった役割をしています。
【フライホイールの役目】
エンジンの回転をギヤに伝える際に、フライホイールを挟まずエンジンから直接ギヤへ力を伝えたとしましょう。
すると、エンジンはアクセルを抜いた瞬間に回転数が落ちギヤを繋ぎにくくなったり、回転が低くなりすぎてトルクがなくなりエンストしたりしてしまいます。
逆に、エンジンの回転=ギヤへの推進力となるので理論上アクセルレスポンスは良くなります。
そこで、重みのあるフライホイールを中間に入れることで回転を安定させます。
重いタイヤと軽いタイヤを同時に転がした場合、軽いタイヤは転がしやすいですが何か障害物などの抵抗があった際にはすぐに止まってしまいますが、重いタイヤは転がしにくいけれども一度転がるとなかなか止まりません。
いわゆる慣性の法則です。
これを利用した仕組みがフライホイールです。
上記のタイヤ=フライホイールです。
すなわちスポーツカーなど、アクセルレスポンスを求める車の場合には軽量化された軽いフライホイールを使用することで、抜けのいいレスポンスになりますが運転はシビアになります。
一方、トラックなどのように太いトルクで重い車両を引っ張る場合には、重いフライホイールで回転を安定させる必要があります。
トラックや車の仕組みって知れば知るほど奥が深く最初に車を開発した人って本当にすごいなと思いますよね。
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