ワイズトラックブログ
ガソリンエンジンのエンジンブレーキの仕組み
エンジンブレーキはなぜ効くのでしょうか?
今回は、ガソリン車とディーゼル車(次回記事)に分けてお話ししたいと思います。
エンジンの基本的な仕組みは、ガソリン・空気・火(スパーク)があればエンジンは稼働します。
では、どのようにエンジンの出力を調整しているのでしょうか?
ただ、多くの燃料を送り込むだけでは出力は上がりません。
ガソリンエンジンの場合、エンジン内に送り込む空気を調整することでエンジンの出力を調整しています。
空気量を絞ると出力も小さく、より多くの空気を送るとより高い出力を得ることができます。
その、空気量の調整のための装置がスロットルチャンバーという装置になります。
よくスロットル全開!とか言われている時のそのスロットルです。
このスロットルチャンバーはエンジンブレーキを効かせる状態、すなわちアクセルをOFFにした状態では、スロットルチャンバーは閉じて空気が少ししか入らない状態になっています。
これはどのような状態かというと、私たちがストローで飲み物を飲む際に太いストローではゴクゴクと飲みやすいですが、ストローをつぶしたり細いものを使うとどうでしょうか?
そうです、吸いにくくなります。すなわちこの抵抗がエンジンブレーキです。
空気が入ってこないので、エンジンの回転が抵抗になります。
これがガソリン車のエンジンブレーキの仕組みです。
エンジンの回転が抵抗になるので、ギヤを落として回転数を上げればより抵抗が増し、強くエンジンブレーキがかかるということになるわけです。
次回はディーゼル車のエンジンブレーキについて、「ディーゼルトラックにはなぜ排気ブレーキがついているの?」と題して、お話ししたいと思います。
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