ワイズトラックブログ

2020.11.30

ゲート車のゲートの荷役能力

ゲート車といえば以下の写真の様にゲートをトラックの後部に架装した車両を指します。

【ゲート車】

【格納ゲート】

 

4t車以上の車両には主に上記の2種類のゲートが取り付けされることが多いですね。

 

このゲートの便利なところは、フォークリフトがなくてもキャスターの付いたカゴ台車やハンドリフトなどを使いパレットを荷台に積むことができるという優れものです。

一方で、正しい使い方で安全に使わないと、人力では支えられない高重量の荷物を軽々揚上してしまうので、荷物の落下など商品破損やケガなどにつながる可能性もあります。

パワーゲートは中古車などのオプション表記で「PG」などと省略されて記載されることもあります。

 

パワーゲートの一般的な構造としては、動力はバッテリーの電気を使用して、パワーゲートのユニット内の油圧ポンプを作動させてゲートを動かします。

そのため、PTOなどの装置がいらないという手軽さがあります。

中古のゲートなしの車両を買って、ゲートを架装するという方法もあるわけです。

 

さて本題ですが、このパワーゲートですが、一体何キロの揚上能力があるのでしょうか?

 

最大のもので、2.5トンもの揚上が可能です。

 

2.5トンフォークというと通常の荷役をするには十分の重量なので、それと同じ重量があげられるゲートであればどれほどパワフルなのか想像しやすいでしょうか?

 

こういった大型のゲートは、精密機械などで人手での荷役が必要な場合や、高額な音響機器などの輸送に使われることが多いかもしれませんね。

使い方次第で、色々な貨物に対応できるのがゲートですね。

通常のゲートはホーム付けの仕事が少なく、高重量の貨物の荷揚げがある場合や、日に何度も荷物の上げ下ろしがある場合などに採用されることが多いかもしれませんね。

 

一方、格納ゲートの場合には、その名の通り格納されて隠れてしまうので、ホーム付けがあっても障害になりません。

一方で、使う際には格納されているゲートを出すなどの準備の手間が増えるため、作業効率は多少落ちてしまいます。

また、今のところ2.5トン揚上の物はなく、最大で1.5トンが一般的な最大値かと思われます。

 

通常のゲートか格納かは、仕事の内容を吟味して決めるのが良さそうですね。

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