ワイズトラックブログ
凍結路で救急車のスリップ事故、スパイクタイヤは使用禁止?
先日(2020年12月)、北海道で緊急走行中の救急車がスリップ事故を起こしてしまうという事故がありました。
事故があったのは苫小牧道央道だそうで、事故のあった現場はブラックアイスバーン状態だったそうです。
北海道という地域柄、そして救急隊員という職務から考えても、雪道に慣れているはずですがそれでもスリップ事故を避けられないということは、いかにツルツルのブラックアイスバーンが危険かよくわかるかと思います。
これからの時期、我々もそしてトラックドライバーの皆さんも本当に注意が必要な時期になってきました。
また、週明末から一気に冷え込むそうなので特に朝晩の路面凍結には注意が必要ですね。
今回の北海道の事故を受けて、プロでも滑るアイスバーンならば、テクニックではなくタイヤを変えることで事故防止できないのかと思い、北海道の条例を調べてみました。
すると、一部の地域では雪道や凍結路ではスパイクタイヤの使用が認められていました。
例えば、北海道の羅臼町では11月21日から翌年4月9日まではスパイクタイヤの使用が認められています。
また、北海道だけでなく本州の一部でも使用の認められて地域があります。
ただし、認められているといっても走行ができるのは積雪・凍結路のみなので、街中の融雪された道を走ることができないのです。
そもそも、スパイクタイヤは乾燥路ではアスファルトをガリガリと削りながら走行するのでその粉塵が人体に有害だとして使用規制の対象になりました。アスファルトに触れない状況での使用ならば粉塵の問題は生じないですよね。
本当に郊外の融雪設備のない道だけを走る場合には、スタッドレスタイヤを履くという方法もあるかもしれませんね。
特定の道だけを走る車両でない場合には、乾燥路も走れるスタッドレスがやはり便利かもしれませんね。
積雪・凍結路の時だけ自動でピンが出てくるようなタイヤが開発されたら、さぞ便利なことだろうと思います。
国民的アニメの未来デパートにはそのようなタイヤが売っているのではないかと想像してしまいます。
また、救急車両等はスパイクタイヤ規制の対象外になっているので、一応乾燥路でも走行が可能です。
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