ワイズトラックブログ

2020.12.11

トラックのスパークアレスターとは?

スパークアレスターとはいったい何を指すのでしょうか?

そもそもスパーク都は火花のことで、アレスタとは防止装置という意味です。

スパレスタなどと呼ばれることもあります。

 

化学薬品や石油製品など可燃性材料を取り扱う工場内などへのトラックの乗り入れ時に、スパークアレスタを装着していない車両は入れませんなどという規制もあります。

と言っても、現在の車両のほとんどはDPFや尿素を使用した排ガス浄化装置を装備しているため、エグゾーストパイプ内に発生した火花がそのままマフラーから、車外へ飛んでいくことはありえなくなっています。

 

このDPFなどの装置が装着される前は、マフラーの出口の前に金属製のメッシュでできた装置を取り付けて火花を防止していました。

また、代用品としてマフラーの出口にメッシュの袋を被せる等の対策をしているケースもありました。

 

型式を見ても、DPF等が装備されている車両かどうかを判別することもできます。

 

例えば、1998年式のフォワードのダンプ 型式KC-NRR33C3

に対して2012年式のフォワードのダンプは型式がLKG-FTR90S2

となっています。

型式のハイフンの前が2桁の車両はDPF等の装着がなく、NOX・PM規制に対応していない車両になります。

その為、現場によってスパークアレスターの装着を求められた場合、装着が必要になります。

一方ハイフン前が3桁の場合には、NOX・PM規制に適合しており、DPF等の装着があるため、スパークアレスターの装着も不要であり、逆に取り付けをしてしまうと故障の原因となる場合もあります。

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