ワイズトラックブログ

2021.03.03

油圧の故障の原因

トラックには油圧を使った仕組みが沢山使われています。

例えば、ダンプのダンプアップをするための大きな油圧シリンダーや、セルフローダーのジャッキや自動アユミの動作用の油圧、キャリアカーのフロアの上下動用の数多くのシリンダーなど・・・・例を挙げればきりがありません。

 

とても、便利でいろいろなところに使われる油圧ですが、故障が発生すると修理するには専門業屋への依頼が必要になります。

作動不良や故障を起こしてしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

〇ポンプへの異物の噛み込み

オイルに異物が混入し、その異物がポンプに嚙みこんでしまいポンプが正常に動かず、油圧が作動しなくなるというケースです。

 

〇オイル漏れ

オイルが油圧ホースやシリンダーから漏れ出してしまうという故障です。原因としては、ホース類の劣化やシリンダーのパッキンの摩耗など様々な原因があります。

 

〇オイル量不足

オイル量が不足していると、十分にシリンダーに圧力をかけることができず、ダンプアップが最後までできなかったり、上がる速度が遅いなどの症状を引き起こします。

 

では、事前に故障を予防するためにできる対策にはどのようなことがあるのでしょうか?

根本的な原因としては、オイルの劣化や外部からの異物の混入、オイルタンク内のサビなどによるフィルターの不良などが考えられます。

そのため、作動油も定期的に交換することで事前にトラブルの発生を防ぐことができます。

特に水分が混入して白濁してしまっているような時には、なるべく早く交換する必要があります。

エンジンオイルと違って、定期的な交換を怠りがちな作動油ですが、定期的に交換することでいい状態で長く使うことができますね。

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